和洋折衷の建築様式
こんにちは。
先日のGWを利用して静岡県熱海市にある「起雲閣」を訪れました。
起雲閣とは、大正8年に別荘として築かれた、熱海の三大別荘の一つとして賞賛された名邸が基となる別荘です。
2階建で建てられた和館の1階には「麒麟」という和室があり
壁は別荘から旅館へと代わった時に塗り替えられているそうで、
当時から価値の高い「加賀の青漆喰」と呼ばれる石川県加賀地方の伝統的な技法を取り入れられています。
床の間の横に通る、床柱は当時から床まで通さず、
空間を広く魅せる為に上部で納めているそう。
麒麟の間からは中庭の庭園を眺められ、当時から変わらない板ガラス越しのゆがみが
風情ある空間をより際立たせていました。
一枚一枚はめ込んで作られている為、天災による割れなどに気づいた際には
すぐに補修をし今も修繕しながら当時の状態を保っているそうです。
2階は「大鳳」という
壁が紫色の塗壁で設えた和室
下の写真の格子戸は意匠性を損なわず耐震補強をするために新しく取り付けられたものだそう。
別館には、洋館「金剛」があり、ローマ風浴室が併設されています。
浴槽のまわりには滑りにくさと身体が冷たく感じないように、木のタイルが使われ工夫がされているそう。
改築工事の際に、大幅に改修されているそうですが、ステンドグラスとテラコッタ製の湯出口は建設当時のものがそのまま残れているそう。
その他にもステンドグラスを天井に、床はタイルで設えた洋館
アールデコという1920年代にフランスを中心に開花した装飾美術のデザインが取り入れられています。
細かいところまで繊細で緻密に作られているのを実感しました。
この他にも素敵な部屋が沢山あり、名立たる文豪家たちも当時の旅館に宿泊されていたそう。
そんな歴史ある「起雲閣」ぜひ熱海に訪れた際には、
立ち寄って風情ある建築家屋の魅力を実感してみてください^^
